高嶺の花ではない!内窓プラスト

高嶺の花ではない!内窓プラスト

内窓の検討をされる時、多くの方が陥りやすいのは内窓プラストに組み合わせるガラスの品種・グレードです。
Low-eペアガラスが絶対オススメ!とか、さらに断熱ガス入りの方が”もっと”効果が高い!とか、防犯合わせLow-eペアガラスだと、さらに防犯も!などの世の中に溢れる無限の宣伝広告です。

内窓一筋30年、丸正屋の正直なご意見!

内窓プラストなら、普通の一枚ガラス、いわゆるコストを最も抑えた普通のガラスとの組み合わせで設置しても、一般には十分な性能と快適性能を得られる可能性が高いのです。

なぜなら、騒音の侵入、窓際のひんやり感、冷暖房の効率が悪いなどの根本の原因は「窓の隙間」から出入りすることがダントツだからです。

内窓プラストで激変!室内空間の居心地

私たちが住まいにいる時、それは屋外ではない、建物の中という外界とは別の切り離された場所にいる感覚だと思います。
家という建物、お部屋の中にいる感覚、これは守られている感とも言うことができます。

しかし、なぜでしょう。
目の前を走る車の走行音、田んぼの耕運機の音が聞こえ、冬場カーテンをピシッと閉めないとお部屋の暖かさに、不快な雪の降る冷気が入ってくる。
なぜ?ちゃんとした窓なのに・・。

想像してみてください、もしあなたのお住まいが海の中に建っていたとしたら。当然、窓はもとより、壁や床の隙間などから”水圧”によって海の水は入ってきますよね。
実は地上に建つ私たちの住まいもこれと同じ原理、つまり大気圧の中にあるのです。
内窓プラストを設置する、また当然ですが精度を極め、正確に至高に設置して「スキマ」を防いだのなら、お部屋に侵入する外気は一変!

居心地の良い空間に、早変わり。

体験しなければ味わうことのない、本当の居心地空間。
それを是非、北越地方の皆様のお住まいへ取り入れて欲しいのです。

補助金のグレードだけに惑わされないで

窓を省エネリフォームすること、真空ガラススペーシアや内窓プラストなどの設置に補助がいただける国主導の補助金制度は2004年頃から行われていました。

昨今では三省合同の補助金制度「住宅省エネキャンペーン」が広く認知、ご活用されている方が沢山いらっしゃると思いますが、この補助金制度などに設定されている省エネグレードというものが、内窓リフォームをご検討されている方の心を惑わせ、逆に本当の快適性への真理から遠ざけ、お悩みを増加させているとも言うことができます。

「グレードの高いインプラスの方が補助金がより沢山出ますよ!」

「Pグレードにすると、もっと電気代がさがりお得です!」

「コスパを重視してください!実質ご負担が低いのはこれです!」

などキリがありませんが、補助率の大きい補助金制度が出ると、業界全体は「今が売り時!早い者勝ち!!」とばかりの勢いで、リアルを知らない販売員たちに溢れるということが起きています。(悪いとは言いませんがこれは業界皆知る、あるあるの事実です)

もし、本当に保温性能の素晴らしいクーラーボックスがあったとしても、蓋を閉めて、「ガチャッ!!」とロックをかけなかったら、どうなるかイメージできますね。
そのクーラーボックスの性能は出ず、温かいのものは冷め、凍っていたそれはすぐに解けてしまいます。

つまり、組み合わせるガラスも重要ではありますが、内窓自体の「枠」の気密効果が低ければ熱は逃げてしまうため、補助金に表現される「グレード」はあくまでも指標であり、実体験とは異なる結果になることを弊社は長年の経験で得ています。

なぜ新築の方のご相談が途絶えないのか

いい住まいとは、快適な家とは高断熱だよ!と誰もが聞いたことがある言葉でしょう。また異なる言い方をするのなら、高そうな家、豪華な家などの表現もあるでしょう。

仮にいい住まいとした時、それはどんな建物でしょうか。きっと一年を通じて快適に過ごせる家というアバウトな表現こそ、シンプルかつ皆様の望む住まいです。

その時、有名なハウスメーカー、高価な工法を用いた住まいだけが「いい住まい」とは限りません。なぜなら断熱材が入っていなくても、プレハブ式建物だったとしても十分な冷暖房をすれば、ほとんどの建物自体に性能不足はなく、窓だけが弱点なのです。

実際に、新築を建てた方、お引越しされた方から「窓際が寒い」「窓の断熱をしたい」というご相談は後を立ちません。また新築の方が上記補助金で上位グレードの内窓を設置したりしているのが事実です。
なぜでしょうか。

すでにLow-e複層ガラス(トリプル複層含む)が入っており、また樹脂アルミ複合サッシが入っていたりします。なのに・・・寒いのです。

理由は、どんなに新築でLow-e複層ガラスだったとしても、冷気・熱気・騒音が樹脂アルミ複合サッシの隙間風として入ってくるためです。
信じられないかもしれませんが、これが事実なのです。

ハウスメーカーは家全体のイメージを、サッシメーカーは窓枠の素材の性能を、ガラスメーカーはガラス自体の性能を語りますが、私たちが「体感」することが、リアルな性能となります。よって、世の中に溢れるスペックや謳い文句と、リアルはかけ離れた結果となります。

結局快適じゃないのはスキマのせい

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
もちろん、すべての人の生活環境に当てはまるとは言えませんが、住まいの快適性とは隙間が制していることは事実です。

従来あった室内が多数の建具・間仕切りで仕切られた和風家屋は大気圧から冷気が流入してもその仕切りの恩恵で、中央部のお部屋は暖かく保たれていました。

しかし、昨今多くの主流は洋風間取りで、玄関からドアレスでLDK、吹き抜けがあり、リビングイン階段と伸びやかな開放感という人の心地よい感性にマッチしたこれも素晴らしい住まいではありますが、高低差がある分、暖かい空気は上昇し、冷たい空気は湿度を抱え込み下降します。よって、窓からの隙間があるとこの室内の気流の変化が大きく快適からどんどん遠ざかってしまうのです。
洋風間取りが悪いのではありません。率直に、素敵ですね。

だからこそ、窓のスキマに気付き、高気密な内窓プラストで高気密化することで様々な変化を感じることができるでしょう。
もしあなたのお住まいが新築なら、高断熱と呼べる窓ガラスがもうすでに入っています。

内窓プラストを設置して、高気密化による本当の快適な住まいを手に入れるのなら、コスト重視の一枚ガラス仕様(シングルガラス)でも十分効果がでるのです。

内窓プラストに組合わせるガラスの厚み

ここまでの流れの中で、内窓プラストを検討する時、おそらくガラスの厚みはどうなるのかな?と気になることでしょう。

ガラスサイズにもよりますが、一枚ガラス(シングルガラス)には以下の厚み品種がございます。

2mm厚、3mm厚、4mm厚、5mm厚、6mm厚、8mm厚、10mm厚、12mm厚、15mm厚

※4mm厚、6mm厚のみ型板不透視がございます

ガラスの厚みは一般的には、窓ガラスに求められる風圧に耐えられる許容荷重をもつ厚みを選びます。
例えば、二階建ての戸建てなら3mm厚でも可能、逆に30階建てのタワーマンションの場合には10mm厚が必要などです。(もちろん窓の状況、サイズにもより異なります)

内窓プラストへ組み合わせる場合、室内建具で直接正圧と呼ばれる風圧を受けないためそれを考慮する必要はありませんが、窓のサイズにより、小・中・大・特大など、内窓プラスト建具の開閉感によりガラスの厚みを検討してゆきます。

ガラスの比重はコンクリートの比重とほぼ同じため、一般的に音を抑える(正しくは反射する)効果がありますが、ガラスの遮音性能はコンクリートよりも低くなります。

これは、ガラスの硬度がコンクリートよりも大きく高いためで、グラス同士がぶつかると「チぃ〜ん♪」と音がする様に、厚みにより振動の共振点(コインシデンス効果)が生まれます。防音の観点からガラスの厚みを選ぶのも、皆様がお過ごしになられる快適性に大きく関係しますのでその点の選定は私たちプロフェッショナルにお任せください。

内窓プラストで
マンションも素晴らしく変わる

よく戸建てよりマンションの方が暖かいなど言われますが、マンションは内装を解体すれば専有部は一つのコンクリートボックス内、まさに冒頭の通りです。

もし、自信の保有する専有部がコンクリートボックスだとするなら、内窓など不要、最強ではないか!?と思われがちですが、建物形状とお部屋により異なりますが、「マンションこそ窓の弱点がより際立ってしまう」とも言えます。なぜでしょうか。

コンクリートボックスであるという構造は、いわば土鍋と一緒です。

・『温まるまで時間がかかるが冷めにくい』

・『コンクリートは重いため遮音効果が高い』

・『木造比外壁の隙間がとても少ない』

ここから逆算致しますと、

→『特に窓から暖かさが逃げている』

→『窓からの日射熱を防ぐと冷房もより効きやすい』

→『壁に比べ窓ガラスが薄く軽微な音に悩まされる』

という事象が起きやすくなります。

マンションへ内窓プラストを設置すると、今皆様が予想もしなかったより快適な空間、それはまるで図書館の様な静けさも、実現できる可能性が高まります!

まるでサブスクでキッカケを

丸正屋新潟では、「まるでサブスク®️」という快適な空間を今すぐ待たずに手にいれる!という素晴らしいサービスプログラムをご用意しております。

なんとまるでサブスク®️36回まで金利がかからない、スマートフォンを機種変更する様にお手軽に導入できます。

ご予算がご不安な場合はもちろん、まとまった費用を出すことに懸念するタイミング、そして先づは1〜2箇所から始めてみたい場合など、お気軽にご相談くださいませ。

高嶺の花どころか目から鱗が

住まいの快適さは、私たちの毎日に、そしてその全体である人生に大きなゆとりをもたらします。
私たち丸正屋、丸正屋新潟が窓に関わるお仕事の中で、ここまで内窓リフォームをおすすめするのか、中でもなぜ内窓プラストをお使い頂きたいのかという点は明白です。

高度成長期から発展し続けてきた日本、世界はもうすでにあらゆる豊かさとモノに溢れ、これ以上成長代さえ見えないほど、豊かな世の中と言えるでしょう。

もし、これ以上の豊かさがあるのだとしたら、本当の意味で皆がいつもご機嫌に元気に自由に、楽しく毎日を過ごせること、そしてその豊かな心から派生する誰に対しても優しく愛をもって生きることなのではと、本気で思うのです。
そのために、私たちが生活の基盤とする住まいが本当の意味で私たちに癒しを与える場になったらいいな、また弊社がそのお手伝いができたら、心から嬉しいと感じるのです。

高嶺の花どころか目から鱗が。私たちの切なる願いです。