内窓製品
以下グレードを表す指標は、自社試験にて内窓に集中させたC値測定を外部機関に委託・測定を行い正しく「内窓としての隙間量」を評価しランクづけしたものです。
内窓を設置するにあたり、なによりこの隙間量が最も重要であることは言うまでもありません。どの様な構造・ 素材であっても隙間があってはその性能は体感できないためです。
(金メダル、銀メダル、メダルなしに分ける)

新築でも不快な窓の正体とは
各種カタログに記載されている窓サッシや窓ガラスの各性能は、「窓素材単体」での性能表記なためです。代表的な例として、断熱性能が挙げられます。
[ JISグレード 断熱性 H-5等級 ]
であったとしてもその性能は「2.33W/㎡K以下」という様に、窓の面としての二次元的な評価です。(㎡という表記に注目!)
※参考ですが戸建て住宅の壁は一般に0.5W/㎡K以下です。
仮に上記の通りの断熱性能であったとしても、屋外の大気圧から冷たい冷気が流入してしまえば、お部屋という基準に対して何倍も寒く、また音も聞こえて不快な状況が完成してしまうのです。樹脂の熱伝導率やペアガラスの性能よりも、「窓は気密性能が最も大切」であることを知って頂くことがとても重要になります。


ガラス製品
建築用窓ガラスは全て、基本的な一枚ガラスの大元から構成され、それを様々加工したもので様々な商品ラインナップを構成しています。
基本的な一枚ガラスとは
一般的にフロートガラスと呼ばれるほぼ無色透明なガラス板です。ガラスの原料の多くは珪砂と呼ばれる一般的な「砂」から作られます。骨材はシリカで構成され、厚みが増すほどグリーン色に見えるのは、わずかに含まれる鉄によるものです。この板ガラスが全てのガラス製品の大元です。
原材料に金属を加えて着色したガラスは熱線吸収効果が高まり、また表面に特殊金属をスパッタリング加工したものをLow-eガラスといい、現在全世界に普及しているエコガラスの二次的な元板となっています。

ガラスの種類について
上記を組み合わせたり、二次的加工をすることで様々な板ガラスがあります。
- 強化ガラス・・・熱処理にて圧縮応力、引張応力が加わり強度が高い
- 網入りガラス・・・ワイヤーが入っていて防火災害に貢献
- 合わせガラス・・・二層間のフィルム接着により安全性が高い
- 複層ガラス(ペアガラス)・・・複層間の空気・ガスの効果で断熱効果がアップ
- 真空ガラス(真空ペアガラス)・・・複層間の真空が熱の遮断効果を大きく向上
これらの構造にガラスの厚みの変化、熱線吸収・熱線反射を組み合わせることで、防音性、断熱性、遮熱性、光学性にバリエーションを持たせ、あらゆるシチュエーションに対応しています。
おすすめの板硝子
弊社では日本板硝子、AGC、セントラル硝子、その他専門メーカーの一流品だけを取り扱っとり、高品質、高耐久の安心をご提供しております。
各機能ガラスは大手メーカーでも実際は二次メーカーが製造していることがほとんどであり、あまりメーカー名にこだわる必要はございません。
※真空ガラスシリーズ NSGスペーシアシリーズ、AGCフィネオを除く
真空ガラススペーシア、スーパースペーシア、FINEO、FINEO49
ラミシャット35、HI-LAMI、ソノグラスなど
ペアマルチ静+、マイミュート
W-ECOマルチ、サンバランス、ペアマルチスーパー・レイボーグ、ペアレックツインガード
ヘラクレス、セキュオ、ラミセーフセキュリティー
ラミセーフシェルター、ラミペーンシェルター
パイロクリア、マイボーカ
内窓製品、ガラス製品の選び方について
住まいにおける窓の一番の目的は、明るさを取り入れることです。どんなにこだわった素敵なお住まいでも、窓なしで一日中照明器具の明るさに頼るわけにはいきません。
戸建て・マンション・ビル、はたまた公共施設でも窓(開口部)は大きく、また数多く設置する傾向があります。
その理由は、屋内という閉塞された空間でも気持ちよく過ごすことが私たちの心身に良い影響があるとわかった事、また建物の構造強度が上がり、壁面積を減らすことができる様になったためです。
この流れはとても素晴らしい一方、本来壁であった面積が窓に変わると断熱性能や遮熱性能、さらに防音性能は低下するため、相応しい対策が必要になります。
窓をリフォームすること、また高気密な内窓を設置することはそれに最もベストチョイスであると言えます。お客様の状況に応じて、専門家がご相談を承り最善のご提案をいたしますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。